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【職員研修レポート】保育・療育・教育全体研修~子どもたちの未来を見据えた学びの時間~

私たちが運営する保育園・認定こども園・児童発達支援施設では、先日、全職員を対象とした法人内研修を実施いたしました。
釧路・札幌・江別・由仁の各施設の職員が一堂に会し、地域ごとに「釧路圏」「札幌圏」の2会場で開催しました。


◆ 小学校の現場から見える「子どもに求められる力」

第一部では、2025年3月まで小学校の校長を務められた外部講師をお迎えし、「子どもたちが小学校に進学したあと、どのような姿を求められているのか」をテーマにご講話いただきました。

小学校での学びや生活の中で、子どもたちはどのように過ごし、どんな力を育んでいくことが求められるのか。講師の豊富な現場経験に基づく具体的なエピソードとともに語られた内容に、職員たちは深くうなずきながら耳を傾けていました。

「卒園後の子どもたちの姿をリアルに想像することで、私たち大人自身が“今”の時代に合わせて変化していく必要性を感じました」
「将来を見据え、今どんな力を育てていくべきかを逆算して考えることができました」

といった声も寄せられ、保育や療育の意味を子どもたちの未来に結びつけて見直す、貴重な時間となりました。


◆ 発達に応じた保育・療育を見つめ直す

後半は、弊社代表の進行により、「定型発達の理解と、それに応じた支援の在り方」をテーマとした研修を実施しました。

子ども一人ひとりの発達に丁寧に寄り添い、“その子の今”に合わせた関わりをどう積み重ねていくか――
保育・療育それぞれの専門性を大切にしながらも、共通理解のもと支援していくことの重要性を、参加者全員で再確認しました。


◆ 職種を超えた対話による気づきと学び

とりわけ活気に満ちていたのが、保育士・児童指導員・言語聴覚士・作業療法士・心理士など、さまざまな職種の職員によるグループディスカッションです。

「自分の支援で大切にしていること」
「立場ごとに見える子どもの姿」

といったテーマで活発な意見交換が行われました。

異なる職種・支援領域の視点が交わることで、「こんな見方もあるんだ」「その声かけ、ぜひ試してみたい」といった気づきが生まれ、どのグループにも自然な笑顔と前向きなうなずきがあふれていました。

中でも印象的だったのは、「言語化されていなかった日々の感覚を、改めて仲間と共有できた」という声。
専門性の違いが対話の豊かさを生み、気づきが深まる──そんな温かい時間となりました。


◆ 参加者の声(一部抜粋)

  • 「卒園後の子どもの環境をリアルに想像できたことで、今の支援を見直す視点が得られました」

  • 「グループでの対話を通じて、あの子の“困りごと”の背景を改めて考え直すきっかけになりました」

  • 「職種を超えた意見交換はとても刺激的で、明日から実践したいことがたくさん見つかりました」


◆ 今後に向けて

私たちの法人では、子どもたち一人ひとりの育ちに寄り添いながら、保育・療育・教育の質を高めるために、日々職員同士が学び合い、支え合う風土を大切にしています。

今回のような法人全体での研修や施設間の交流を通して、それぞれの専門性を深め、視野を広げる機会を積極的に設けています。
「誰か一人で抱え込まず、チームで考え、共に育つ――そんな職場づくりを目指しています。

保育や療育の現場で、子どもたちの未来に真剣に向き合いたいと考えている方、そして、自分自身も成長し続けたいと願う方に、ぜひ仲間になっていただきたいと願っています。

ともに悩み、学び合い、子どもたちの笑顔を支えるチームの一員として、ご活躍いただけることを心よりお待ちしています。